新潟県立坂町病院新潟県立坂町病院

病院のご案内

院長メッセージ

“地域医療”という言葉があります。ただし、明確な定義はなく、立場により様々な意味で使われます。一般的に言えるのは、厚生労働省の掲げる“地域包括ケアシステム”のなかで担うべき医療ということができると思います。

厚生労働省は、“地域包括ケアシステム”を“住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される”システムと定義づけています。このシステムを構築するために“保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要”としています。

新潟県は地域医療の将来に向けての構想において、地域の高度な医療を支える柱となる病院と地域包括ケアシステムを支える医療機関の一つとして、“地域密着型”病院を設定し整備を行っております。

“地域密着型”病院の役割として、一つは軽症から中等症の救急医療、一つはかかりつけ医療機関としての機能を有し必要時入院機能を提供する、一つは高度医療機関での治療後の回復期病院としての役割を担うことが求められます。

県立坂町病院は、村上市、胎内市、関川村が接する重要な位置に存在しております。この地域の “地域密着型病院”として、当院はその医療(高度救急、高度に専門性の必要な医療は高度医療機関にお願いします)、人間ドックなどの検診事業を含め、かかりつけ医療機関として地域住民皆様の健康維持、そして、高度医療を受けられた方々の自宅へ帰るまでの回復期病院としての機能を担います。その際、介護を含めた福祉サービスとのかかわりも支援いたします。

この地域の皆様が、医療だけではなく、福祉サービスとの連携を通して、住み慣れた地で終生安心して暮らしていただけますように、当院が地域医療の中心的な役割を担うことで、職員一同全力で皆様をサポートさせていただきます。

令和6年4月
新潟県立坂町病院
院長 牧野 邦比古

基本理念・基本方針

基本理念

地域住民に親しまれ信頼される病院

基本方針

  1. 患者様の権利の尊重と安全で良質な医療の実践
  2. 保健、医療、福祉との連携
  3. 向上心をもった医療人

病院概要

所在地    〒959-3193
新潟県村上市下鍜冶屋589番地 【地図を見る
TEL:0254-62-3111 FAX:0254-62-5431
診療科目 内科、消化器内科、外科、整形外科、小児科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、歯科
許可病床数 148床
職員数 常勤医師 7人(内科5人・小児科1人・外科1人)
看護師 115人
薬剤師 7人 等
(令和6年4月1日現在)
患者数(令和5年度) 入院 29,370人(80.2人/日)
外来 51,198人(210.7人/日)

沿革

昭和21年 日本医療団坂町診療所として開設
昭和24年11月 日本医療団解散に伴い新潟県に移管
昭和43年5月 病院新築移転診療開始
平成5年4月 新病院新築移転診療開始

患者様の権利

一、当院では、患者様の病態に応じて、提供できる最適な医療を十分に説明し、患者様の選択と同意を基本に診療を進めます。
一、当院では、患者様の尊厳に敬意を払い、プライバシーの保護に最大限の配慮をします。
一、当院では、患者様の求める医療内容、医療費の明細及び公的助成についての情報を提供します。

マネジメントシート

当院では、組織の方向性を明確化し、職員が一体となってその実現に取り組む手段として「バランス・スコアカード(BSC)」を取り入れました。

暴力不容認の方針

当院では、暴言・暴力・迷惑行為を不容認とする方針を定め、院内の安全確保に努めています。

研究の公開について(オプトアウト)

通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。
それらを省略する代わりに、研究情報等をホームページ等で通知・公開し、研究対象者が拒否できる機会を保障することを「オプトアウト」と言います。
研究への協力を希望されない場合は、文書内に記載されている担当者までお知らせください。研究に不参加を申し出られた場合でも、患者様自身が不利益を受けることはありません。
当院に関係するオプトアウト文書は以下のとおりです。

一覧

  1. バンコマイシン治療における Protocol Based Pharmacotherapy Management(以下PBPM)策定後の抗MRSA薬使用量、目標血中濃度達成率に関する研究